2009年10月20日火曜日

Fashion REVIEW 10/20

現在進行中の東コレはいかがな感じでしょうか。
寒くなってきたNYでは本日朝から驚きのニュースが。

1. ゴルチエがターゲットとコラボ

信じられないことに、あのゴルチエまでもがコラボ。しかもターゲットと。
3月7日にデビューで、4月11日まで世界規模で展開する予定だそうです。
ヨウジ・ヤマモトの破綻もショックでしたが、今はもう本当に従来通りのプレステージをキープするのは難しくなってきています。

2、コンデナストがレイオフ

ヴォーグやヴァニティー・フェアなど、大御所ファッション雑誌を持っているコンデナスト社がつい先日4誌(「Gourmet」「Cookie」「Modern Bride」「Elegant Bride」)まとめてクローズすることを発表しました。
ヴォーグ誌の方もこの流れの例に漏れることはなく、すでに6人レイオフ、しかも予算も25%削減。ウェブのstyle.comの方でもアナ・ウインターに“Queen of the Internet”と言わしめていた名物スタッフCandy Pratts Price(映画September Issueにも出てますよ。)までもが去ることに。ファッションとは関係ないですが、NYタイムズも年内に編集部員100人をレイオフ予定とのこと。一体どうなってるの?!と思わずにはいられないメディア・ビジネスの現状です。
最近はエルやヴォーグのエディターが新しくデビューさせたブランドが目立って多いのですが、この現状を考えば納得です。

3、アレコレ考えないといけない今の私にズバッときた今日のお言葉、スティーブン・アランから。

NYのファッションシーンはいつもシビアで、ビジネス的な観点を無視することは難しく、それこそ自己表現を重視するヨーロッパのファッションとは大きく異なります。ここで生き残っていくためにはもっとリアルでなければならないのです。『なにが売れて、なにが流行っているか』、ここを忘れてしまうとまずデザイナーは死んでしまいます。ニューヨークという街は、ピュアな人達をガムのように噛んで捨ててしまいますし、お金のことを無視して生きていくには、なにをするにしてもお金がかかりすぎる街なのです。

東京は高いスタンダードを持っているだけではなく、不完全なことへも理解がある、それはつまり、『すべてがすべてビジネスのためだけで動いているわけではない』という意味にあたります。

いいなあ、トキオ(笑)
今月のW。
こう言いたいところをぐっとガマンして(笑)、とりあえず、精進精進。

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